浴槽水の検査
レジオネラ症の話

感染経路

土壌などに生息しているレジオネラが、
土ぼこりとともに空調設備の冷却塔等に
入り増殖します。
冷却水のエアロゾル(肉眼では見えない
細かい水滴)とともに発散し、人の呼吸器系
に侵入して、レジオネラ症を起こします。
冷却塔以外に、加湿器、給湯設備、
循環式浴槽、人口の滝や噴水などが
感染源になることもあります。

症状
レジオネラ肺炎は、高熱、悪寒、筋肉痛、
吐き気、意識症状等を症状とする肺炎で
場合により死にいたる場合もあります。


検査項目
(公衆浴場における水質基準等に関する指針より)
○ 原水、原湯、上がり用水、上がり用湯
項目名             基準値
色度             5度以下であること
濁度             2度以下であること
水素イオン濃度      5.8〜8.6であること
過マンガン酸カリウム消費量   10mg/l以下であること
大腸菌群          不検出/50ml
レジオネラ属菌      10 CFU/100ml未満であること


○ 浴槽水
項目名             基準値
濁度              5度以下であること
過マンガン酸カリウム消費量   25mg/l以下であること
大腸菌群           1個/ml以下であること
レジオネラ属菌       10 CFU/100ml未満であること

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